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新しい薬の治験とは

治験というのは最近ではテレビなどでも聞かれるようになりましたが、新しい薬を世に生み出すために必要な臨床試験のことです。

つまり、まだ薬としては承認されていない化合物について、目的とする病気に本当に効き目があるか、副作用は許容できる範囲内かどうかなどを、実際にその病気を持っている患者さんにも服用してもらって確かめる試験のことを治験と呼んでいます。まだ承認前の段階なのですから、本当に効き目があるか、副作用が許容範囲かどうかは十分には分かりません。

その意味では危険性もありますが、もちろん実験室レベルでの確認とか、動物試験は終えており、全く得体の知れない化合物を飲んでみるわけでは決してありません。また、今では多くの病気が薬で治る時代になったことは事実ですが、一方で癌に代表されるように適切な治療薬が十分にあるとは言えない病気もまだまだ数多く存在しています。

そのような病気を持った人にとっては、治験というのはこれまでにない素晴らしい効き目を持っているかもしれないものを他の人に先駆けて承認前に服用することができる機会だということもできます。そこまでの期待があるものではなくても、いま世の中にある薬は、ごく一部の例外を別にすれば全てこのような治験を経て生まれたものであって、それがなくては新しい薬を生み出すことはできないのですから、それを服用してみることはある意味で欠かせないボランティア活動だということもできるでしょう。

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