Skip to content

新型コロナウイルスと治験

新型コロナウイルスが世界に蔓延し、1日も早く治療薬が開発されるのが待たれるところです。

日本のアビガンをはじめとするいくつかの治療薬が効果があるのではないかと期待されていますが、それでもすぐに承認されることはありません。効果はもちろんですが、安全性がしっかりと確認されるまでは治療薬として承認することができないからです。効果や安全性を具体的に試すために、実際に患者さんに投与されていくことになりますが、これを治験と言います。

アビガンなどはすでに安全性は確かめられているので、後は新型コロナウイルスに対して効果があるかどうかが確かめられたら良いので、通常の新薬の開発とは異なりスピーディに承認されることになりそうです。通常治験では、第Ⅰ相から第Ⅲ相までのステップが踏まれていきます。第Ⅰ層では、健康な人に投与されて安全性が確かめられます。

第Ⅱ相では比較的少数の患者さんに対して投与され、いくつかの使用法が試され、効き目と副作用を調べて効果的な使用法を決められます。そして、最後の第Ⅲ層において、多数の患者さんに実際に治療に近い形で投与され、効き目や副作用が最終的に確認されます。これら治験のことを臨床試験とも言いますが、新型コロナウイルスでは、第Ⅰ層はすでに確かめられているので、第Ⅱ相からのスタートとなりそうです。通常では3~7年かけて行われる治験ですが、今回のケースではスピードが求められているため数か月で承認されることになりそうです。

Be First to Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *